◆【企業紹介】震災・津波・原発事故のもとで奮闘する企業・・・・「モノづくり集団の誇り、それを支える社員を守る!」[シオヤユニテック(株) 福島地区]

「モノづくり集団の誇り、それを支える社員を守る!」 シオヤユニテック(株)  代表取締役 塩谷雅彦さん

<同友ふくしま 2011年9月号に掲載>

福島市松川に工場
 仕事は「極少量大型板金精密製缶」が中心になります。私の造語ですので聞きなれないと思いますが、大型の工作機械のフレームや電力システムの配電盤を1ヶ単位で受注し高精度な製造をするという意味です。そういう仕事を得意とするには、大型機械と好奇心旺盛な人財が必要となります。ほかに装置組立事業も行っています。

現場で自主的に行動した社員
 大震災当日、東京に出張していて被害状況も社員の動揺もわからず、結果的に間違った指示を出していました。しかし幹部社員はじめ全社員が自ずから適切な行動をしていてくれました。年数をかけて共育ちの勉強を繰り返してきた証かと思います。

モノづくり集団の誇り
 震災直後、工場は一週間以上稼動できず、大口の取引先から、納期遅延対策と原発による心配から6月分までの仕事の引き上げを打診されました。そういった混乱もありましたが、4月に入ると急遽、震災復旧の新たな仕事や引上げられようとしていた仕事も戻ってきました。さらに、福島原子力発電所事故に伴う冷却装置用制御盤の引き合いがありました。納期があまりにも短いとの理由から断ることも考えましたが、理念と照らし合わせ、また福島県に住む人のために、やるべき仕事と判断し、全社員も同意してくれました。今、振り返ると国の一大事に微力ではありましたが、わが社が役に立てたことは大きな誇りとなっています。

リストラしない
 同友会に入って8年間が過ぎました。また、福島地区の共同求人委員長として3年目を迎えています。委員長として活動を始めて特に意識をするようになったことは企業の社会的責任(CSR)です。
 そのうち一番に実践しているのは、何があってもリストラしないということです。このことは、同友会では労使見解で述べられていることでもあります。社員と経営者はイコールなんです。立場が同じです。
 その考え方の延長線上に現在、委員会で取り組んでいる高校の先生方との懇談会があります。つまり、学校側と企業側の立場は同じだということです。私が委員会を引き継ぐ以前から活動はありましたが、引き継いでからの取り組みは、そういう考え方をベースに活動を行い、懇談会自体がうまくそういう方向へシフトできてきていると思っています。

これからのシオヤユニテック
 日本はモノづくり大国です。だけど、大手は急激に海外へモノづくりをシフトさせつつあります。私達はそんな時代の中、日本の古いモノづくり文化を守りつつ、新しいモノづくり文化の創造者集団を目指しています。


会社概要
シオヤユニテック(株)
所在地:福島市松川町下川崎字新田61
TEL:024-567-6367 FAX:024-567-5701
URL:http://www.sut-jp.com
事業内容:極少量大型板金精密製缶・装置組立
創業:1984年10月1日 資本金:1,000万円
社員数:33名


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