◇【企業紹介】経営指針・・・・(株)わかすぎ工務店 代表取締役 若杉 繁雄さん(須賀川地区)

経営指針・・・・(株)わかすぎ工務店 代表取締役 若杉 繁雄さん(須賀川地区)

<同友ふくしま 2011年1月号に掲載>

仁井田神社
 12月も年末の押し詰まった時に、若杉さんとの待ち合わせの場所、須賀川市仁井田地区にある仁井田神社に向かいました。鎮守の森に囲まれた小高い丘の上にあるその神社は、我々の予想していたレベルを遙に超えた立派な神社が建っていました。私も、自宅から車で五分ぐらいのところでこんなにも立派な神社があることを今まで知りませんでした。今日は、その神社の向拝の修理を行っているそうです。修理をする部分を囲うように作業足場が組まれて、そこを社員さんがテキパキとした動きで仕事を進めていました。

経営指針
 昨年、経営指針を作られた若杉工務店さんですが、その理由を伺うと、社員の幸せをどう作るかを考えていたときに、同友会に入会したことがきっかけだそうです。地区例会や経営指針を創る会で、同じような悩みや考えを持った人と一緒に学びながら、経営指針を作ることができました。この経験は、他の高額な費用のかかる自己修練セミナー等では得られなかったと感じるとの事。宮大工として、社寺の新築、改修等で使われる伝統的な技法や、複雑な形や曲線に対応する高度な技術、材料としての木の性質を見抜く見極めを磨いていくことも重要であるし、この技術、経験、知識を次の世代に伝えていくことも大切なことだと思っている、との事でした。

質を下げずにコスト削減と安全作業
 社寺建築でも、コスト削減が必要になっています。以前に比べれば、クレーンなどの重機や工具等、新しいことも取り入れていかなければなりません。工夫することにより、仕事の質を下げることなくコストを下げる方法は見つけることができます。建設業は全ての業種の中でも、事故や怪我をすることが多く、それは足場の上での作業や不安定な姿勢での作業がその原因です。先に行ったクレーンを活用した事例では、仕事がやりやすい様に事前に会社の作業場で組み立てを行い、それを屋根の上に取り付けました。工期も短くすることが出来、安全な作業環境で仕事を進めることが出来たそうです。

宮大工として
 若杉工務店さんは、江戸時代後期1860年頃の創業になり、若杉繁雄社長さんで五代目になります。社員さんは、7人で平均年齢は40歳ぐらいだそうです。新築の神社や仏閣の仕事は3年にひとつぐらいですが、決まると長い工期の仕事になります。社寺の仕事は、そう頻繁にある仕事ではないので、木をふんだんに使った家作りやリフォームも手がけています。地元との長いつながりと信頼関係で仕事を受注してきました。以前建てた物件の建替えや新築の紹介等が仕事がつながっています。全般的に県内の建築の仕事は減ってきていますが、県内に限らずに見れば、宮大工の仕事には需要があります。これからは営業力を付けて行く必要性を感じているとの事。そして、技術の伝承を若い人へしっかりとやって行きたい、と若杉さんは力強く語りました。

(レポート/和田装備(株) 和田太郎)

会社概要
(株)わかすぎ工務店
所在地:〒962-0204須賀川市江花字追出沢43
TEL:0248-67-2538 FAX:0248-67-2167
事業内容:社寺建設改修修理、一般住宅工事
創業:江戸時代後期
資本金:500万円
社員数:7名


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