◇【企業紹介】体当たり取材・・・・巻いて巻かれて、須賀川名物“なが〜いロールケーキ”に体当たり[夢・菓子工房かめまん(株)]

<同友ふくしま 2009年10月号に掲載>



体当たり取材・・・・「巻いて巻かれて、須賀川名物“なが〜いロールケーキ”に体当たり」 夢・菓子工房かめまん(株) 専務取締役 鈴木茂雄さん(須賀川地区会員)


 甘いスイーツには目がない和田広報委員長。今回はテレビで何度も取り上げられている、巷で噂の巨大ロールケーキ(通常サイズの3本分・50センチ・10人分!)作りへの挑戦を通して、会員企業紹介をします。

「かめまん」あれこれ…
 夢・菓子工房かめまんは、大正8年創業の90年企業。ロングヒット商品である「玄米パン」等の和菓子と「なが〜いロールケーキ」等の洋菓子を看板商品として、須賀川市内2店舗で製造・販売をしています。今回取材に訪れた本店は、平成13年に改装。店は製造工程が全てお客様から見えるオープンキッチンとなっています。また、オーブンから定期的に焼き上がるお菓子の甘い匂いが店内にはいつも漂っています。
 会員の鈴木専務は、4代目を継承するための5年間の関東修行を終えて10年前に須賀川に戻ってきました。現在でも、最新のマーケティングを勉強したり、仕事の合い間に全国で話題になっているお店の食べ歩きをして新商品開発のヒントにしたりと勉強に余念がありません。

にわかパティシエ体験開始!
 お客様がいつ入って来るかわからない緊張感の中、和田さんのロールケーキ作りが始まりました。今回の指南役は、お菓子作りをしたくて旅館の調理スタッフから、かめまんに入社した洋菓子職人歴4年目の二瓶さん(女性)です。二瓶さんは難なく製造工程の見本を見せてくれますが、いざやってみるとこれが難しい。まずはクリームをこねる所からですが、泡立て器で回すのに相当な力と独特なタイミングが必要です。また、クリームを生地に塗るにしても、手早く均等に塗ることがいかに難しいか…。
 そして、大事な巻き作業です。ここを雑にしてしまうと、今までの作業が無駄になります。気を遣いながらも手早く、それが大変です。最後はデコレーションで終了。「ケーキ作りがうまくなるコツは何ですか?」と尋ねると、「お菓子が好きなこと。ひたすら作り続けること」だそうです。なるほど、納得です。

「非効率」は「付加価値」の裏返し
 店内には、常時150種類程の和洋菓子があります。手際よくたくさんの種類を作っていかなければなりません。また、かめまんのこだわりは、「手作り」であること。例え機械で作る商品でも、人の手による一手間を加えることを心掛けています。国産食材の使用はもちろん、食材の原価のことより、いかに四季折々の旬の物をタイムリーに提供できるかを考えて力を入れ続けてきました。
「うちは、とにかく非効率なんですよ(笑)」と、鈴木専務。デコレーション・ロールケーキは作業効率が通常のケーキより悪くなるので、大手お菓子屋さんは力を入れたがらないそうです。しかし、かめまんはだからこそ、ロールケーキに様々なバリエーションをつけることで、主力商品としています。非効率は付加価値の裏返しであり、自社の強みを最大限まで伸ばして、他社にない独自性を打ち出しているのです。

社員が生き生きと働ける職場が、いい商品を生む
 「お菓子製造は、過酷な仕事かもしれません。お店は年無休な上、ずっと下を向いて作り続けなければいけない時も多いですし、繁忙期には午前2時からの出勤も珍しくありません。だからこそ、職場の雰囲気が大事なんです」と鈴木専務。店内は明るく元気なスタッフで活気に満ちています。
 「商品として売るものを作り上げる仕事は難しいですね、腕に職ありの人の凄さを改めて実感しました」と和田さん。帰りには、お約束のほぼ8割方二瓶さん作(笑)のロールケーキをいただいて、上機嫌でした。鈴木専務とスタッフの皆さん、今回は大変お世話になりました。

(レポート&写真/事務局員 阿部雄飛)

会社概要
夢・菓子工房 かめまん
所在地:須賀川市西川町45(本店)
TEL:0248-73-2751 FAX:0248-76-4484
URL:http://www.h4.dion.ne.jp/~kameman/
事業内容:菓子製造販売
創業:1919年8月 資本金:1,000万円
社員数:21名/パート数:1名


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