◇【企業紹介】元気な企業[西条タクシー(株) 郡山地区]

元気な企業 西条タクシー(株) 代表取締役 西條勝昭さん

<同友ふくしま 2012年11月号に掲載>

 郡山地区では業種の枠を越えて、震災復興を盛り上げていこうとする西条タクシー(株)の西條勝昭さんに、震災から一年半経過した現在の色々な取り組みについて聞きました。

負のイメージの払拭を目指して
 西條さんは震災以来県民の流出が続き、支援の熱も冷めていくことを懸念し、効果的な取り組みを地元から始めないと県自体が風化してしまうとの危惧を強く持っていました。過剰な風評は実際の放射線量値でなく、状況が良く分からない事によるイメージの悪化が原因と考えており、新聞掲載の放射線量が余りに荒過ぎているので、却って恐れを増幅していると強く訴えていました。それには毎日更新され、地元で作成される詳細な汚染マップがあれば、状況を正しく理解する事で正しい除染の戦略も生まれ、盲目的な恐れも無くなり、線量が身近になることにより、県民にも継続的に関心を持ってもらえると語っていました。

タクシーを利用して作る
 毎日更新する線量マップを作ることは、データ収集に非常にコストが掛かるのですが、日々営業運転しているタクシーに線量計を搭載すれば、難しくないと西條さんは考えていました。またタクシーに設置したタブレット端末にマップを表示すれば、乗客の安全にも寄与し、同時に広告宣伝も行うことでタクシー版のデジタルサイネージになる。こうすれば運用するタクシー会社にもメリットがあり、事業としても回っていくと考えているとの事でした。この事業には同友会の仲間も加わっているだけでなく、データ保管の部分やインターネット上のマップ使用については、マイクロソフト社の支援を取り付けたこともあり、より実現性が高くなったとの事です。営業車に付けるというアイディアで継続的に大量の線量データが集まるので、県民にとっても非常に重要な財産となると思います。

福島にも大きなイベントを!
 西條さんは阪神淡路大震災の状況から、一時は復興特需があっても何時か必ず、落ち込むときがあり、特に放射能汚染の為、県民の流出が止まらない中では、阪神以上の落ち込みを覚悟しなければならないとの強い危機感がありました。まだ復興の熱が冷めない内に始める必要があると考え何とかしなければと、昨年3月11日に福魂祭を主催した一人であり、現在の風化状況の中で県民だけでなく全国の注目を集める為にも、注目を集めるイベントがどうしても必要とのことで、来年の3月11日も福魂祭を計画しています。

未来の子ども達の為に!
 福魂祭の今年のテーマのメインは「未来の子ども達の為に」だそうですが、子ども達に未来の無いところに栄えた都市はありませんので、何とかして希望を繋げるように、まず自らができる事を実践していくとの事です。私達も福島に住むものとして、西條さんと共に地元から始められることを実現していきたいと思います。

(レポート/(株)三和製作所 齋藤雄一郎)

会社概要
西条タクシー(株)
所在地:郡山市台新1丁目31-12
TEL:024-935-3311 FAX:024-925-2221
事業内容:タクシー事業
創業:1964年2月 資本金:1,000万円 社員数:153名


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