企業紹介・・・・連載企画「体当たり取材」・「社員共育」・「経営指針」etc.

2008年2月号以降、当会きかんし「Do同友ふくしま」に掲載した会員企業の紹介ページを掲載しています。様々な切り口から、社員と共に・地域と共に奮闘する会員企業の経営実践をご覧下さい。

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(以下はそれ以前のものです・・・・一部抜けている号がありますのでご了承下さい)

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◇【企業紹介】体当たり取材・・・・女性の園でシャツ作りに体当たり![(株)スズキ]

<同友ふくしま 2008年11月号に掲載>



白河地区広報委員の体当たり取材「女性の園でシャツ作りに体当たり!」
(株)スズキ 社長 鈴木和昭さん/常務 鈴木美枝子さん(白河地区)


 今回の体当たりは白河市の(株)スズキ。小高い丘の上にある同社は、春にはとてもきれいな桜が咲き誇るなど、木々に囲まれ落ち着いた雰囲気の中にあります。

1枚だけあった「男性用エプロン」をお借りして…
 (株)スズキでは、シャツの製造を行っています。現在、事務所と生産現場の社員は全て女性。1枚だけあった男性用の作業エプロンをお借りして、いざ工場内へ!

素材の収縮に四苦八苦
 家庭科は得意だったというやる気満々の成保さん。まずは裁断の作業に体当たり。ニットの布地を広げて5本の針に刺し、それを重ねていく2人がかりの作業です。ニット素材は伸び縮みが大きいので、ぴっちりと重ねて針を刺すのが大変。尾平さんとペアを組んだものの、5ヶ所の針のうち何とか1ヶ所刺すのが精一杯。真剣に布地を注視するあまり、「素材の縞模様に目がくらくらしてきた」、と成保さん。
 これを109枚重ね、型紙に合わせて裁断機で裁断し、次の工程へと移ります。「刺した針が垂直でなければ模様の位置が合わなくなるので不良品です」と鈴木美枝子常務。成保さんの「どの程度までの誤差はOKですか?」の問いには「ゼロです」と単純明快。尾平さんの採点は「狃蕕瓩討砲靴討"80点」。どの工程においても全て「完璧」が求められることを痛感しました。

思わず手を離してしまったボタン付け
 続いては必要な部分にボタンを付ける作業に挑戦。
 芳賀さんの指導のもと、ボタンの自動機の前に座り、布地を当てて足元のスイッチをON!ガタガタガタ、と動き始めた自動機に思わず布から手を離してしまう成保さん。布地が斜めに送られてしまい、ボタンの位置が真っ直ぐになりませんでした。
 取り付けの位置は機械に入力して設定しますが、その機械を扱う人間の技術が問われるのです。
 芳賀さんの採点によると「100点満点で半分ぐらいかな?」。

社員全員が全ての工程のプロとして
 そういえば、芳賀さんは先ほど裁断の現場で布を重ねていた方です。(株)スズキでは、全ての社員が全ての工程について対応できるようになっていると言います。手間取っている工程があれば空いた工程の人が入ってサポートすることは当然のこと。
「自分たちで考えて動いたほうが楽しいでしょ?それに同じ作業ばかりを繰り返していると飽きるしね」と常務は笑います。
 発注図面から試作し、最適な工程・素材の加工方法を吟味して生産する、という一貫したモノづくりはこうした社員の皆さん一人ひとりの力が支えています。

ミシン操作は足元&膝を使って…
 次の作業はミシン。一列に並んだラインの中で社員の皆さんがてきぱきとミシンを操っています。ラインが進むごとに単なる布から服へと進化していきます。いかにも縫製会社らしい光景ですが、その正確さと速度たるやとても素人が手出しできるものではありません。さすがにラインの流れを滞らせる訳にもゆかず、片隅で鈴木和昭社長から指導いただきミシンの体験をさせていただくことに。
 足元のペダルと右膝のレバーとを調節しながら針の動きと速さ、布の向きを調整します。最初はおっかなびっくりだった成保さんも、社長の指導の甲斐もあってか、何とかそれなりに縫うことが出来ました。「なかなか筋が良いよ」と社長からお墨付きをいただき、自分で縫ったミニ雑巾ににんまりの成保さん。モノが出来た瞬間って、誰しもニッコリしますよね。

最後のタタミは「商品の表情をつくる」
 中国からの研修生で3年目の呂慧敏(ろ ふぃみん)さんに日本語で指導してもらい、たたみ作業に挑戦。完成した商品を淡々と折っていき、商品タグを付けて袋に入れていく作業は一見簡単そうですが、隅々まできちんと気を配りながらきれいに折っていく作業は非常に難しく、思わず手が震えてしまいます。立体的なものを平面にたたんだ結果として、左右・上下で折り目は勿論、柄までもがピタリと揃っているというのはまさに芸術です。
 「ここでは、商品の表情をつくるのよ」と常務。デザイナーの意図を汲んで製品の表情を表現するというこの工程、成保さんの作業には、呂さんから「合格ですね」との言葉をいただきました。

一つ一つの積み上げが確かなモノ作りの基礎
 一方で「どこかで誤魔化しがあったら、どんなに最後でお化粧しようとしてもダメ」だと常務は言います。一つ一つの確かな仕事の積み上げこそが螢好坤の仕事への信頼につながっています。
 「よく『高い技術がある』と言われますが、そうは思っていません。『社員に爐ちんとやる"という意識が定着していることがわが社にとっての技術だと思っています。』という常務。「気に入ったシャツだから襟を直して欲しい」、と何年も前のシャツを持ち込んだお客様がいた、という話も納得できます。
 人材不足を補うために中国からの研修生を受け入れて13年目。文化や習慣の違いに戸惑ったことも多いと言う常務ですが、現在では3年という限られた研修期間で、コミュニケーション、基礎的な技術、そして後輩への教え方など段階を追って教えていくというスタイルも確立してきました。「男性は涙に弱いけど、常務は涙に負けないなあ」と笑う社長。外国人であっても「きとんとした製品を作る」という仕事への姿勢は不変です。
 「明日から社内で使います」とミシン縫いで作った雑巾を大切に持ち帰る成保さん。その雑巾でふけば、きっときれいになりますよ!

(体当たり/白河地区広報委員長 鈴木成保  写真・レポート/事務局 村上智彦)

会社概要
(株)ズズキ
所在地:〒961-0863白河市七番町54
TEL:0248-31-1234 FAX:0248-27-1102
URL:http://www2.plala.or.jp/kksuzuki/
事業内容:布はく(シャツ、ブラウス)、ニットシャツの製造
創業:1966年5月 資本金:2,000万円 社員数:45名、ほか中国からの研修生25名


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◇【企業紹介】経営指針・・・・[(株)宝来屋本店](郡山地区)

<同友ふくしま 2008年11月号に掲載>



経営指針 (株)宝来屋本店 専務取締役 柳沼 広人さん(郡山地区)


事業理念 「伝統の発酵技術を生かし未来の健康と長寿につながる豊かな食文化を創造する」これは僕が2年前にまとめたものです。

 東京の大学を卒業し、そのまま東京の味噌専門問屋で営業マンとして4年半修業。27歳のとき家業を継ぐために実家の郡山に戻ってきました。
 「いざ猜来屋本店"に入社してビックリ!社長のリーダーシップが強すぎて、社員さんの積極性を鈍らせているように感じました。閉鎖的というか・・・でも、社員もそれを打破しようとする意識に欠けていたので、仕事で失敗しても犲卍垢妨世錣譴燭海箸鬚靴燭世"などと逃げの原因となっていました。自己表現を自由にできない環境や、否定的な視点を持つ雰囲気を社内に感じましたね」

同友会との出会い
 3年前、突然父親である正人社長に「とりあえず名刺を多めに持て」と連れて来られました。それが初めての出会い、狷瑛Р颪鮹里覯"だったのです。(笑)
 その後すぐ「お前が社内で第一線に立て。経営を学べ」と社長から同友会での名義変更をさせられました。爐匹Δ罎Σ"かわからぬまま、会合にも大して出ないまま、総務政策委員、経営労働委員、そして気がつけば理事(経営労働副委員長)、献血委員と今に至るわけです。でも、異業種の社長さんたちや同じ境遇の後継者の仲間と語る中で、我社を振り返るきっかけとなりました。

「長所より弱点に目を向ける」閉鎖的風土
 今の社内の状況を再認識し、牘震振ζ餌"である社員の声をもっと吸い上げ、経営現状の点検という視点から、まずは「SWOT分析」といって、我社の「強み、弱み、機会、脅威」を全社員に書かせました。社長が遠慮なく書けというものだから、強みはごくわずかに対し、弱み、不満は驚くほど出てきました。「会社のために改善提案をしても評価が無い」「できる人がやる、できない人はやらなくていいという考え方がある」「売れ売れのみで販売戦略がない」「売っても怒られる」とか(笑)。まさしく、「長所より弱点に目を向ける」否定的な組織風土でした。(苦笑)

「食は文化なり」
 今まで理念としてあったのはこのたった一文。これじゃ、見解が広すぎて、視点がイマイチですよね?そこで、「事業理念」「5ヵ年計画」「七精神」「経営計画書」などを作りました。8月が決算期なので、先日第57期発表会を行なったのですが、そこで経営計画書を手帳として製本化し、全員に握手しながら手渡しました。

「よし!これだ」
 僕が「専務」の立場で事業理念を成文化したとき、社長が見て一言こう言ってくれました。我社の存在価値が明確になった瞬間ですね。

初めての成文化。社員の反応は?
 「方向性がはっきりした」ということで、反対する人は誰もいませんでした。考えてみると、それまで全社員が顔を合わせる全体会議すら我社にはなかったんです。それからは、毎朝パートさんも含め全社員で事業理念を唱和したり、月に1回全体で定例会議や部門別の会議を設けるようにしました。「会議月報」も僕が出し始めました。毎月会議で出された悩みを載せ、次月には解決印を押したり、社員の声も載せています。「会議で発言すればそれが問題解決される」「きちんと評価される」と、社員が積極的に発言するようになりました。

社員イキイキ 明るい変化
 今までなかったことですが、社員が部門会議で話し合い、自分たちで新しい商品のパッケージやデザインを考えたりし始めました。「自分の声が反映される商品が作れる!」と、社員たちがどんどん新しいアイディアを出してくれるようになりました。商品へますます愛着を持つと共に、モノづくりの楽しさ、販売する意欲にもつながったようです。営業成績も伸びてきました。「社歌」を作詞作曲して歌ってくれる営業マンも出てきましたしね。(笑) 我社の持つ「強み」を伸ばし、「チャンス」を生かしていくこと。制度、仕組みを整備し、かつ、開かれた組織風土を改革できたのではないかと感じています。
 あと目の前の課題としては、狎験兇留震振ζ餌"を早く見つけ、後継者の5代目を誕生させる事ですかね?(笑)

(レポート/事務局 佐々木香枝)

会社概要
(株)宝来屋本店
所在地:郡山市田村町金屋字川久保54-2
TEL:024-943-2380 FAX:024-944-6859
URL:http://www.e-horaiya.com
事業内容:たから味噌、三五八、甘酒
創業:1906年10月 資本金:1,500万円 社員数:社員20名・パート10名


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