企業紹介・・・・連載企画「体当たり取材」・「社員共育」・「経営指針」etc.

2008年2月号以降、当会きかんし「Do同友ふくしま」に掲載した会員企業の紹介ページを掲載しています。様々な切り口から、社員と共に・地域と共に奮闘する会員企業の経営実践をご覧下さい。

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(以下はそれ以前のものです・・・・一部抜けている号がありますのでご了承下さい)

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◆【企業紹介】震災・津波・原発事故のもとで奮闘する企業・・・・「震災直後の迅速な対応と社員の協力が会社を救う」[(有)藤野機工 福島地区]

震災・津波・原発事故のもとで奮闘する企業・・・・震災直後の迅速な対応と社員の協力が会社を救う  (有)藤野機工 藤野寛蔵さん

<同友ふくしま 2011年11月号に掲載>


 福島地区から、震災を乗り越えて経営を続けている詁L邉々、藤野寛蔵さんに震災時の対応と今後の展望について伺いました。

がけ崩れが工場を襲う
 今はすっかり片付けられ、柱や壁も復旧されている工場の一角。資材置場として使われているその場所は、震災前には、金属加工機も置かれている場所でした。
 3月11日、大地震が起こりものすごい音とともに工場裏崖が崩れ、流れてきた土砂は壁を破り、鉄骨の柱を曲げ、置いてあった重い金属類を押しのけました。
 工場脇の崖は、下の部分は既に緑化されていますが、上の方はいくらか土を取り除いて崩れにくくしてはあるとはいっても、崖の下に立つと今にも土砂が迫りくるような感じがします。

3月17日に営業再開
 凄まじい揺れを体験し、工場を襲ったがけ崩れを目撃して、営業は再開できるのかという思いが社員たちに広がります。
 そんななか、藤野社長は自転車で駆け回り業者に掛け合い、電気設備の点検を行わせ、14日からは重機で土砂を取り除く作業を開始させることができます。
 社長の迅速な対応により、3月17日からは営業を再開することが出来ました。
 3月17日に営業を再開できたとはいえ、当時はガソリンの供給が困難な状況が続き、また放射能の問題で外に出ていいのか分からない状況でしたが、全従業員の半数近くが出勤していました。

復旧への挑戦
 震災前は、NC旋盤を用いて主に自動車の金属部品加工を行っていましたが、震災後は復旧事業のためか水道・船舶・重機の部品製作の仕事も入ってくるようになってきました。
 特に重機の部品などは、いままでほとんど扱っていない製品で、新たな取り組みとなりましたが、ISOを軸にした品質管理の徹底と効率化に取り組んでいたおかげで、新たな金属加工部品製作にも対応することができました。

人の和を大切に
 多品類、小ロット、短納期、高品質。これからの製造業に求められることは困難なことばかりです。それでも、お客様の要望に応え猖足瓩靴討發蕕い覆らも、新たな価値を創造してお客様に犂尭悪瓩鰺燭┐蕕譴襪茲Δ閉戦的な企業でありたいと思います。

(レポート/福島機工(株) 阿部吉文)

会社概要
(有)藤野機工
所在地:伊達郡川俣町細田39-7
TEL:024-566-5503 FAX:024-565-5502
事業内容:金属部品加工
創業:1989年1月1日
資本金:300万円
社員数:17名


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◆【企業紹介】震災・津波・原発事故のもとで奮闘する企業・・・・「震災、津波、原発事故を乗り越え、営業再開!」[高木屋旅館 いわき地区]

震災・津波・原発事故のもとで奮闘する企業・・・・震災、津波、原発事故を乗り越え、営業再開  高木屋旅館 代表 高木重行さん

<同友ふくしま 2011年10月号に掲載>


 いわき市久之浜町で海の幸とワインの宿、高木屋旅館を経営している地区会員の高木重行さん。震災前は地元、久之浜港で水揚げされた活きの良い旬な海の幸と、地元農家から厳選された新鮮野菜(無農薬)、そしてこだわりのワインなど、宿泊客にはいつも満足をいただいていました。
 それが3月11日の未曾有の東日本大震災と福島第一原発の事故により避難を余儀なくされ、ほぼ2ヵ月避難生活をして、5月に久之浜に戻ってきました。
 高木屋旅館は海岸から100m位陸に入っており、久之浜港あたりの地域からは4m位高い土地に立っていて津波は2m位の高さと思われます。地震直後は、津波の予測はできず旅館のワインセラーの被害を確認してましたが、津波の情報が出て家族で大至急避難をしました。
 その後、近所で火災が発生、翌日あきらめ半分で戻ったところ、幸いにも旅館とその向かいの自宅は、奇跡的に火災から逃れ残っていました。ただし2棟あった旅館は津波で大きな被害を受けてました。そこを片付ける間もなく、原発事故で長期避難を余儀なくされ、親戚の家に避難していました。
 高木さんの家族は、母、高木さんご夫妻、長男、長女の5人で、長女以外の家族4名と、数名のお手伝いさんで旅館を営業していました。避難していた頃は、長男に旅館の継続は出来ないとの考えを伝え、職探しの提案もしました。
 5月連休後いわき市へ戻ってきましたが、改めて現実と直面して被害の大きさと旅館の惨状に、暫くは夢か現実か判断出来ず、呆然自失の日々が続きました。室内は瓦礫などで埋め尽くされ、手のつけられない状態でした。
 そんな時、ボランティアの応援をお願いしたところ5月末ごろになって経団連1%クラブから42名のボランティアに来ていただき、2日間で大きな瓦礫などほとんど片付きました。そして、大勢のボランティアの方々より営業再開を強く後押しされ、復興に向けて進む決意が固まりました。
 2棟あった建物のうち、被害の大きかった海側の建物を取り壊し、1棟で営業再開を決意。震災前は海の幸とワインの旅館で多くの宿泊客で賑わっていましたが、原発事故により久之浜に揚がっていた新鮮な魚介類は、いつになったら再開出来るかの目途も無く、営業方針を大きく変えざるを得なくなったので、ビジネス旅館としてシングルルーム15室(5畳)、8畳間を5室に改装する事にしました。
 平成21年に改装をしたばかりで借り入れもあり、営業再開資金は、県の災害復興資金を利用することにして、二重借り入れになるのは繰り越すことで避けられ、工務店さんの協力もあり資金の目途が立ちました。幸いなことにワインセラーに大きな被害はなく、魚介類は青森県や北海道から仕入れる事で解決できました。
 ここまで来るとあとはオープンに向けて旅館の改装です。工務店さんや家族の力を合わせて津波の被害や原発事故による放射線の心配をしながら、昼夜を問わず無我夢中で改修した結果、9月4日仮オープンする事ができました。当面の間は、原発復旧関係者の利用がメインになるそうです。
 宿泊料金はA タイプ¥6,5 0 0 円、B タイプ¥6,000円、Cタイプ¥5,500円の3タイプで、希望により料理もグレードアップも可能です。
 今も津波の片付けや近所の手伝いと忙がしい毎日ですが、ワインも多く残ってるので、来年は旅館食堂をイタリアンレストランにして、お昼も稼動させる予定だそうです。
 これからは、国、県、市の支援を受けて久之浜町の復興に全力で進みます。
(レポート/駒造園(株) 駒木根博行)


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