2013年2月例会 「感じる漢字」

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「感じる漢字」
講師 高橋政巳氏 楽篆工房(楽篆家)

 地元喜多方を拠点に国内外でご活躍中の「樂篆家(らくてんか)」高橋政巳先生をお招きしてご講演を頂きました。
 高橋先生は漢字の原型となった古代文字「篆書」に精通されており、古今東西あらゆる漢字の事を知悉されています。汲めども尽きぬその知識量には圧倒される思いがしました。
 印象的だったのは、漢字「幸」の成り立ちです。「幸」の字は、戦に敗れた捕虜が、手を縛られ奴隷として連行されていく様を表しているというのです。それのどこが「しあわせ」なのか?と不思議に思っていると、先生曰く「しあわせ」の定義は人それぞれで違う。しかし「『幸』の状態は絶対に『しあわせ』ではない」と感じるのは万人共通なので「少なくとも『幸』の状態でないなら『しあわせ』と言えるのではないか」という経緯で「幸」の字は現在の意味になったというのです。
 漢字一字が、それほど深い含意を持っていた事を初めて知り、感銘を受けた次第です。

(レポート/荒川産業(株) 荒川健吉)

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